2000年12月
・2000.12.30
 本日八戸市場は止め市となりました。

12月後半から胡瓜、ピーマン、レタス、つま物野菜などが急騰しました。例年これらの品目は年末に強めの展開をしますが、今年は異常に高く、ししとうに到っては瞬間的に1パック600円にもなりました。この商売に入って25年になる私も記憶にない高値でした。

これらは業務用の需要が多い品目ですので、年末の高値は覚悟しています。たとえ急騰しても1年間お世話になった生産者の方々に、ボーナスを差し上げたと思えば諦めもできます。

しかしこのツケが後々輸入品の急増となって、相場の安値基調が続き、国内生産量が減ってくるということを恐れます。先進国の中で最低レベルの食料自給率が、ますます低下することを心配します。

中国や韓国などの生産者の対日輸出意欲は旺盛で、技術も向上してきました。一度高値を出せば輸入品がおし寄せ、業務用・加工用の需要はシフトしてしまいます。そして一旦豊作になれば、下支えしてくれる需要がなくなっているため、底なしの相場が続きます。このことは、これまでの玉葱・人参・長葱・椎茸などの例でも明らかです。

生産者の方々にお願いします。これまでのように産地間で競争するのではなく、各産地同志が連携して輸入品に対抗してください。気候の変動が出荷量に直結しないように、産地を分散する工夫も必要だと思います。異常な高値はもちろんですが、異常な安値も誰も望んではいないと思います。
 
・2000.12.26
 お取引様から「遺伝子組み換え農作物」についての質問がありました。

むき玉葱を納入させて頂いている食品メーカーさんから、「原料の玉葱についての組み換え作物の使用の有無」について、お問い合わせがありました。

農水省のホームページを調べると、平成11年10月現在、玉葱については商品化されておりません。またたとえその後できたとしても、厚生省が食品としての安全性を確認した品目に、玉葱は含まれていないため、食品衛生法上国内での製造、輸入、販売は禁止されています。
よって現状では、組み換え玉葱は流通していない旨の回答をしました。

来年4月からの改正JAS法の施行を控えて、「組み換え表示」に関連した、このようなお問い合わせが、増えてくることが予想されます。
農水省からの、この件と「有機認証」についての業界への広報の、一層の充実を望みます。
 
・2000.12.14
 笹森正・東北地域文化研究所所長の訃報に接しました。

今月12日に都内の病院で、癌のため52歳の若さで亡くなられました。

氏は県内では数少ないシンクタンクの所長で、当市場の卸売組合が中央会の補助を頂いて11年度に実施した、「卸売市場における有機農産物の取扱いのあり方」をテーマとした調査事業の委託先として、おつき合いを頂きました。

有機栽培先進地の宮崎県綾町への視察にも同行して頂き、その広範囲な知識と人脈に敬服しておりました。
これからも何かとご教示願えることを、期待しておりましたので残念でなりません。

当事業の内容を「環境保全型農業の生産と流通」と題した1章に盛りこんである、新著「水土からの発想」(北方新社発行)が遺作となってしまいました。心からご冥福をお祈りいたします。
 
・2000.12.02
 有機野菜料理研修会に参加しました。

加盟している八戸青果卸売協同組合がブラザー文化センターを借りて開催した研修会に参加しました。

フードコーディネーターの中村雅子先生のご指導で、南郷村の新そば粉を使って、そばかっけ・そばがき・そばもち作りを体験しました。有機野菜を使ったサラダと鍋物も作って試食しました。
 
・2000.12.02
 八戸市児童生徒給食委員会活動発表を傍聴しました。

八戸市公会堂での発表会に関連業者として傍聴させていただきました。

小学校の部は「相手を思いやり、力を合わせる給食活動」をテーマとして、下長小学校の児童が発表しました。
中学校の部は「安全で能率的な給食活動を目指して」をテーマとして、根城中学校の生徒が発表しました。
その後、各校の委員達が感想や提案・悩みなどを述べ合っていました。

納入業者のひとりとして、あらためて責任の重さを感じました。
「縁の下の力持ち」をしてくれている子供達に、なにか慰労をしてあげる催しがあってもよいのではとも思いました。
 
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