2001年03月
・2001.03.31
 平成12年度をふり返って

さっぱり明るい話題のない世の中でしたが、当社にとってはまさに「IT具体化元年」ともいえる1年となりました。

インターネット操作と販売関連の帳票作成は、前年度までの研修で社員全員ができるようになりましたし、メール受発信とホームページ作成・更新の研修も、国からの「生涯能力開発給付金」を頂いて、社員全員に実施できました。

またこのホームページは、中小企業団体中央会の「中小企業情報創造発信強化支援事業」として助成金を頂き、ようやくお披露目できるようになったものです。この紙面を借りて、関係の各位に厚くお礼申しあげます。
これからも社員ともども努力を重ね、情報発信を続けてまいりますので、今後ともご指導のほどよろしくお願い申しあげます。
 
次いで新年度からは社員全員お揃いで、HPとEメールのアドレスが印刷してあるカラー名刺(営業部員用は顔写真入り)を使い始めます。
 
・2001.03.27
 今朝のがこの冬最後?の雪と思います。

関東地方から桜の便りが届き始めましたが、当地では昨夜から今朝にかけて小雪がちらつきました。週間天気予報では、最低気温が零下にはならないようなので、これが今冬最後の雪になりそうです。
 
花壇に植えておいたチューリップも、芽が出始めました。今日のミーティングで、日中使う車両から順に、タイヤ交換を始めるよう指示しました。
 
・2001.03.23
 「廃棄物処理」について思うこと

昨日県主催の「廃棄物処理法説明会」に出席してきました。
去年の6月に法改正があり、事業者の処理責任が一層重くなりました。業者に処分を委託する場合は、許可業者に委託するだけでなく、最終処分まで適正に行われたことを確認しなければなりません。そのため委託契約の内容を見直しするとともに、「マニフェスト(産業廃棄物管理票のことだそうです)」を交付・回収・確認・保管することが義務付けられました。

これらの規制強化とともに廃棄物の減量化を図るため、「循環型社会」の構築を目指すこととなり、「容器包装リサイクル法」や「食品リサイクル法」などの関連法も制定されました。ここにきて一気に出揃ったため、頭の中をゆっくり整理してみないと、理解が進まないのが現状です。
とくに当市では、6月から「家庭ごみの有料化」が実施されることから、「家電リサイクル法」とのからみで、粗大ごみが各家庭から大量に排出され、災害直後のように町内のあちこちに山積みになっています。全く対象の違う法律ですが、おかげで頭の中も大混乱してしまいました。

何はともあれ現状のままでは、ますます処理費用が増えていくことだけは確かです。「ごみの減量」や「処理費用の低減」は、当社にとっても早急に解決しなければならない課題です。
当社の配送センターから排出されるごみの大半は植物性残さですので、「生ごみ処理機」を数種類試してみましたが、どれも一長一短があり、かつ高価なために導入を断念しました。
現在のところは分別してから、堆肥製造業者に処理を委託しています。しかし堆肥の流通経路がまだよく整備されていないので、これとは別に畜産飼料としての活用方法も検討中です。
行政には削減目標を示すばかりではなく、機材に対する思い切った助成や、できあがった堆肥や飼料の流通ルートの早急な整備と、リサイクル製品の積極的な購入を期待します。

これに関連して家庭や外食産業における、いわゆる「食品ロス」も減らしていかなければなりません。
私は数社の量販店を定点観測しておりますので、来店客が「特売ちらし」を見ながら買物している姿はよく見かけますが、予め「買物リスト」を作ってきて、買物をしている人は殆ど見たことがありません。余分な買物が相当あるのではないでしょうか。
売る側もごみの減量を考慮してパック詰めを減らし、バラ売りや量り売りの比重を増やしていくことが求められます。また輸送時や陳列時に、つぶれにくい品種の改良も必要でしょう。

外食産業においては、お客様の性別や年齢によって盛り付け量を変えることや、「おかわり」方式にするなどの、なるべく食べ残しが出ないような工夫があってもよいのではないでしょうか。

そして私たち市場流通業者としては、より一層の計画的な仕入と分別処理の徹底、レンタルの通いコンテナーやパレットの利用促進も考えてみる必要があるでしょう。

折りも折りロシアの宇宙ステーション「ミール」が、今日南太平洋上に落下しました。とんでもない超粗大ごみ廃棄作戦でしたが、事故も起こらず何よりでした。
 
・2001.03.07
 朝から久し振りに、まとまった雪が降りました。

当地では3月になると数回このような降雪があって、待ちに待った春がやって来ます。
除雪していて気付いたのですが、今朝は珍しく「黄色く変色した雪」でした。念のためネットの天気情報を見たら、山口県でも火山爆発なみに黄砂が降っているとの投稿が出ていました。
 
野菜のほうは、ひと足早く春物に切り替わり、サラダ商材の動きが良くなってきました。葉菜類も販売しやすい価格帯に下げてきました。調子に乗って、あまり下げすぎなければよいのですが。
 
今日はお客様から岩手県陸前高田産の「ヤーコン」を頂き、社員食堂で昼食用のサラダにして試食しました。形はさつま芋のようですが、食べてみるとレンコンかウドのようなシャリシャリ感があり、梨のような味が少ししました。
ちなみに当地周辺では「アピオス」の方が栽培されています。
 
・2001.03.01
 「がんばれ!日本の生産者」 輸入野菜にどう立ち向かうか。

ここ数ヶ月間、いろいろな先生のお話を聞く機会に恵まれました。自分の視察体験も思い起こしながら、私なりにこの問題に対する考えを、まとめてみたいと思います。

1. それでなくても資材や人件費の安いアジアの各国が、国策で補助までして輸出してきているのに、日本の生産者が個々にそれにたち向かうのは無理があります。緊急輸入制限措置を発動したところで、その場しのぎでしかありません。私は生産者の皆さんが一致団結し、組織の力で以下の提案を解決していくしか道はないと考えます。

2. 輸入品の魅力は、量と価格が安定していることにあります。産地どうしの腹のさぐり合いから脱却して、連携して必要量を供給して頂きたいものです。多少の価格の高さは、消費者も理解しているのですから。そしてその結果が豊作となり、価格が低迷したときには、共済制度も含めて価格補償や所得補償も必要でしょう。豊作を素直に喜べない現状は不幸なことです。ただし今まさに確定申告の時期ですが、生産者の方々には、これまで以上に誠実な記帳と申告をして頂き、「トーゴーサン」のような不名誉な比喩を死語にしてしまってこそ、納税者の理解も得ることができるのではないでしょうか。

3. 鮮度で差別化を図るにしても、収穫時に低温処理ができていないため、たとえばブロッコリーのように、輸入品の方が日保ちするような実情では困ります。安全性を訴えるにしても、輸入品は上陸時点で植物防疫・食品衛生上の検査を受けた合格品が流通しているのに対し、国産品はこれまで大きな事故がなかったため、生産者の良識任せになっていて、栽培履歴がはっきりしておらず、お墨付きがないことも気になります。
これらは国の施策で施設や仕組みを見直し、早急に整備すべきだと考えます。

4. 生産コストを下げるためには、日本のメーカーに義理立てせずに、積極的に施設や機材・資材を輸入することを考えてみたらどうでしょう。ちなみに毎年1月に、ソウルで大規模な展示会がありますが、日本の半値程度が相場だと聞いています。
また共同利用やヘルパー・援農制度を、もっと導入するべきでしょう。

5. また輸送コストを下げるためには、なるべく「地産地消」を進めるとともに、荷造調製コストのかからない、食品加工や外食産業への販売にもっと力を入れるべきです。その上で青果物輸送時の、運賃や高速道路料金の助成を求めたらどうでしょう。(だいたいこのような高額な料金制度そのものがおかしいのです。外国ならとっくに不利用運動が起きていると思います)
これまでも利用促進のため、航空機やフェリー運賃助成の実例はあります。

6. そして流通コスト削減の段階になれば、「市場の販売手数料の自由化」に御鉢が回ってきます。去年突然に降ってわいた議論でしたが、業界の猛反対にあって、結論は先のばしになってしまいました。しかし、いつまでも避けては通れない道だと考えます。また市場の取引方法が、相対取引主体に移行して1年が経過しつつあるのに、価格の乱高下が依然として直らないのも不可解です。もっと変動幅を緩やかにする工夫と努力が、必要なのではないでしょうか。

いずれにしても生産者がどんどん高齢化して、待ったなしの状況になっていることと、食料自給率向上の必要性を、広く消費者(納税者)に理解してもらうことが大切だと考えます。その意味で、急速に大型化を進めている農協さんの、存在意義とその実行力が問われているのではないでしょうか。
そのうえで生産者の方々には、この職業が特殊技能をもった定年のない天職だと心得て、次の後継者が育つまで、もうひとふんばりして頂くことを切に願うものです。
 
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