2002年02月
・2002.02.28(木)
 NHKテレビ「パート主婦 奮戦の冬」を見て
 
 正社員を減らして主婦パートを徹底的に鍛え上げ、主戦力にしている某大手スーパーの、秋田県内のお店の内情を紹介していました。パートさんのやる気を引き出し、社内技能検定に挑ませてレベルアップを図り、どんどん業績を伸ばしているようです。 
 
 そこで、顧客満足と従業員満足のバランスを取りながら、商売をしている私のような経営者にも、いろいろと感じるところがありました。
 
1.パートの店長さんまで現れるご時世となり、だんだんと責任が重くなっているのに、正社員との待遇格差があり過ぎないか。
2.税金や社会保障制度の矛盾が、このことを助長していないか。
3.逆に、この枠があるため、パートの勤務条件に歯止めがかかり、なんとか家事との両立が図られている一面もありはしないか。
4.相対的に、正社員の人たちの生産性の低さが目立ちます。業務内容の改革と奮起を促さなければ、「正社員無用論」がどんどん増殖してきそうです。
 
 紹介された、この会社の手法を、パートの積極的な能力評価策と見るか、逆に人件費削減のしわ寄せと見るか、もう少し時間をかけて見極める必要がありそうです。
 
 番組に登場した方々の頑張りに、当社のパートさんたちも引けは取りません。きちんと人生設計を立て、家計を支えながら一人何役もこなして働いている、彼女たちのたくましさには脱帽です。
 
 時あたかも確定申告の最中です。こうした細かい金額の積み重ねで、日々の暮らしをたてている、私たち庶民の感覚からすれば、昨今の上に立つ人たちの不祥事続きや混迷振りは、どうなっているのでしょうか。発表される金額の桁が違い過ぎます。きちんとした自覚を持って、職責を果たしてもらわなければ、庶民は勤労意欲や納税意欲をなくしてしまいますよ。
 
 (2002.03.10 追記)
 電子部品大手のロームが、来春入社の大卒社員から退職金のない1年更新の契約社員にするそうです。各企業とも、終身雇用を前提とした人件費の長期固定化が、経営の重荷になってきていることと、新入社員の半数が数年で離職してしまう現状を考え合わせると、こうした割り切った雇用形態へと流れは傾いていくのでしょうか。
 
・2002.02.27(水)
 NHKテレビ・ためしてガッテン「がん徹底予防術E」を見て
 
 昨年12月の社長日記にも書いてありますが、がんの予防効果が期待できる食品として、多くの野菜が注目されてきています。
 
 そこで今回の番組では、「野菜を加熱調理しても大丈夫?」という疑問に対して答えていました。野菜は生で食べるよりも、加熱した方がかえって抗酸化作用が高まるとのこと。特に、電子レンジを使った調理法が、より効果的だと紹介しておりました。
 
・2002.02.13(水)
 パラリンピック金メダリスト・成田真由美さんのお話を聞いて
 
 八戸市などの主催で、パラリンピック水泳の金メダリスト・成田真由美さんを招いての、経済活性化講演会がありました。演題は、「夢への挑戦〜チャレンジ、そしてチャレンジ〜」でした。
 彼女のご両親は津軽の相馬村出身とのことです。パラリンピック後は日本テレビに勤務しながら、障害者のイメージを変えてもらおうと、各地で講演活動をしておられるそうです。
 
 以下は、特に感銘を受けた彼女からのメッセージです。
  • 片足でも190センチの高跳びができる身障者。手だけでも泳げる身障者。片やカナヅチの健常者。どこからどこまでが障害者。区別する方がおかしい。
  • 足が不自由だから車いすを使っているだけ。眼の不自由な人が、眼鏡をかけているのと同じ。
  • 外見だけでは、身障者に見えない人もいることを知って。
  • 人間は誰でも身障者になる。早いか遅いかの違いです。
  • 車いすを体験して欲しい。眼をつぶって食事をしてみて。ボリュームを絞ってTVを見れば。生活しやすい街づくりは、意識を変えることから。お金をかける前に、できることがたくさんある。
  • ポールが立ててある身障者用駐車場。鍵のかけてあるトイレ。あっても使えません。
  • 身障者が何を必要としているのか、見きわめてから手伝って欲しい。「手伝いましょうか」の一言をかけてから。
  • 失った足は車いすでカバーできた。たとえ足が動かなくても、他人の心を動かすことはできる。健常者でも体験できないことがたくさんできて、得たものの方が多い。今では、病気や障害を与えてもらって感謝している。
  • 人間は誰でも、夢や目標を持てば力が出てくる。
 講演の終了後に、シドニー大会の金メダルを持たせてもらう機会がありました。意外に大きくて、ずっしりと重たいものでした。私たちの考えも及ばない、彼女のこれまでの努力や思い出が、ぎっしり詰まっているかのようでした。
 
 さて、ここでクイズをひとつ。ソルトレークシティー冬季オリンピックの次の大会は?。アテネでもトリノでもありません。正解は3月7日から始まる冬季パラリンピックです。オリンピックより感動的なシーンが、たくさん見られることでしょう。
 
 (2004.09.21 追記)
 アテネで開催中のパラリンピックにおいて、競泳種目に出場した彼女は、自らの持つ世界記録を次々と更新し、3大会連続で金メダルを獲得する偉業を成し遂げ、快進撃を続けています。
 
 
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