2002年4月
・4月21日(日)
 平成14年度「八百屋塾」第1回セミナーを見学して
 
 先月に引続き、東京都青果物商業協同組合さんの「八百屋塾」を見学させていただきました。今回が平成14年度の第1回セミナーで、これから毎月1回のペースで開かれます。
 
 初めに市川理事長さんから、「口に入れば命のもとになる、大事な商品を販売しているという意識で勉強し、前向きに商売に取組んでもらいたい」と、開講にあたってのごあいさつがありました。
 
 続いて専任講師役の野菜評論家・江澤正平先生から、1時間ほどの講義がありました。要旨は以下の通りです。

  1. 青果物の流通に長年携わってきた「無学識経験者」の立場で、良い野菜や果物を大事に売ってくれる八百屋を育てたい。
  2. 良い店とは、お客様にとって役に立つ店。ウソをつかない店。
  3. 儲けるのではなく、(結果として)儲かるという商売を。売上高ではなく、お買上高という意識で。
  1. 今の消費者は基礎知識がないため情報に振り回されてしまう。八百屋こそが、きちんとした情報を伝えていかなければ。セルフサービスのスーパーにはできないことを。
  2. 八百屋は品種・作型・産地の条件・収穫期といった、「氏」「育ち」「食べごろ」をきちんと知って、獲れたてを消費者に提供していかなければ。
  3. 消費者のためになる八百屋は、真面目な生産者のためにもなる。生産者も「作る」という意識ではなく、「育てる」という意識で。消費者に「おすそ分け」するくらいの気持ちで。
  4. 八百屋は常に「食べ比べ」をしてから、自信を持って販売すること。 そのうえで、簡単な料理を提案しながら、試食もしてもらえば。
       次に、東一東京青果の個性園芸事業部副部長の佐和田さんから、キャベツ・ニンジン・キュウリ・ゴボウ・スイカや珍しい野菜などの説明を受け、品種や産地ごとの食べ比べをしました。
 
 その後、荒井慶子先生から簡単な料理法を教わり、皆で試食をしました。
 
 最後に自由討論があり、聴講していた
東大の大学院生から「青果物に出荷日を入れると、商売上なにか支障があるのか」との問題提起があり、出席者から賛否両論が出ました。
 
 私なりには、どんな加工食品にも製造日が明示されている現在、青果物とて表示することを消費者は望んでいると考えます。これを費用をかけることなく、きちんとできた流通ルートが勝ち残るでありましょう。
 
 また、これを制度化するなりして、足並みをそろえることができれば、日数経過が歴然となることから、「地産地消」の進展や消費者の国産品への回帰も見込めるのではないでしょうか。
 
 今回もセミナーの合い間には、私の紹介までしていただき、たくさんの方々と交流ができました。ここで学んだことを、今後の組合事業活性化のために役立ててまいりたいと思います。塾関係者の皆さまには、心から御礼申しあげます。
 
 日程終了後、東京駅八重洲地下街で昼食を摂ってから、ビッグサイトで開催中の「東京国際ブックフェア」に出かけました。ずっと探していた専門書などを、米国の本屋みたいな割引価格で購入できました。また、著者のサイン会もあり、本好きの私にとっては、たまらない催事でした。
 
 その後、今月18日に改装オープンしたばかりの、大丸東京店の地下食品フロア−「ごちそうパラダイス」を視察して、目当ての夕食の弁当とお土産をゲットし帰途につきました。
 
 (5月1日 追記)
 本日付の日本農業新聞「当世八百屋事情」欄で、当日の授業風景が写真入りで紹介されました。
 
・4月7日(日)
 テレビ朝日系の「隠れ家ごはん!」を見て
 
 食糧庁やJA全中などがスポンサーとなって、ご飯にぴったりの絶品アイデア料理を紹介する番組が、今夕からスタートしました。
 
 初回のゲストには、まもなく就任1年となる小泉総理が登場しました。炊き立てのご飯にシジミみそ汁などが、子ども時代に良く食べた料理として紹介され、大好物らしい「大トロステーキ」に舌鼓を打っていました。また、日本酒をコップで飲むのがお好きらしく、結構機嫌よくなって、素顔の「変人」ぶりを披露しておりました。
 
 このように、お役所が提供した日本型食生活のPR番組にしては、堅苦しさを感じさせることなく、まずまずの出来栄えと感じました。なお、来週のゲストは、「とんねるず」の石橋貴明さんで、得意の千切りキャベツの腕前を披露してくれるそうです。
 
 ちなみに番組の中で総理は、「構造改革は着実に進めているが、目に見えて分かってもらうまでには時間がかかる」と発言しておりました。総理には、番組のようなきちんとした食生活で体力をつけていただき、もっともっとリーダーシップを発揮して、改革のスピードアップを図って もらいたいものです。
 
 増え続ける財政赤字で、国や地方自治体までも倒産しかねない危機的状況のさなか、とどまるところを知らない政治家のカネを巡る泥仕合など、別の所で気が済むまでやってもらいたいと思っているのは、私だけではないでしょう。グズグズしていると、地球の裏側のアルゼンチンの二の舞になっちゃいますよ。
 
 (4月25日 追記)
 総理就任1周年を迎えて、本日、メルマガ「らいおんはーと 特別編」が配信され、ご本人の肉声でメッセージが届きました。
 「順調に今、(構造)改革は進んでおります。よく見ていただければ、 『確実に進んでいるな』と(分かるはずです)」と語りかけ、国民の理解と協力を求めておりました。
 
 なお明26日で、数々の歴史を刻んできた、これまでの首相官邸の業務は終了となり、いよいよ連休明けから新官邸に移るとのことです。今の官邸は、改装して総理公邸となるそうです。若い頃、特別に芝生の外庭から見学させてもらったことが思い出されます。
                                                
  
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