2002年05月
・5月31日(金)
 業界の決算・総会シーズンも終わって

 私たち青果業とその関連業界の今期の決算は、どこも売上が低迷する中、経費の削減を図りながら、なんとか「やり繰り」して帳尻を合わせたような内容となりました。

 このような状況は、私たちの業界に限ったことではないと思いますが、明けて今期は正真正銘の「崖っぷち」となります。

 ここに至っては、市場業界をあげて自主的に、役割としくみを根本から見直していくほか道はありません。農水省の検討委員会での結論や法改正を待つまでもなく、各市場毎の特色を活かした改革に着手し、できることから早急に実行していく気構えが大事だと考えます。市場の主役は、あくまでも私たちなのですから。
 
・5月8日(水)
 ウォルマートの社長がNHKのニュース番組に出演しました。
 
 「西友」を先ごろ買収した、年間売上高30兆円で世界最大の企業  「ウォルマート・ストアーズ」の社長リー・スコット氏が、今夜の「ニュース 10」に出演しました。
 
 徹底した『顧客第一主義』を掲げて、エブリデー・ロープライス戦略を展開し、創業40年で世界のトップに立った企業の社長ながら、静かな落ち着いた物腰で、自信を秘めた語り口が印象的でした。
 
 まず最初にすることは、日本の消費者について現場で謙虚に学ぶことだとし、じっくり腰を据えてかかる戦略とともに、さらに他の日本のスーパーとの提携に取組む意欲も示しました。
 
 「日替わりの特売をしない、取引先から協賛金を受けない、バイヤーは取引先から便宜供与を受けない」といったビジネススタイルを徹底して、世界中の4000を超える店舗で「毎日が安売り」の努力を続ける企業姿勢は見事です。規模が大きくなるにつれて、こうした理念がほころんで、自滅してしまう企業が最近は目立ちます。
 
 「ライバルよりも経費を抑えよ」の社是のもと、米国南部の田舎町の小さな本社に愛車のワーゲンで通い、NHKにもライトバンに乗って現れたという社長は、これまでの外資系経営者と、ひと味どころではなく違います。この会社は日本の商慣習の見直しを迫るとともに、業界の地図もガラリと塗り替えるかも知れません。
 
・5月8日(水)
 NHKテレビ・ためしてガッテン「知って得する!野菜保存の鉄則」を見て
 
 野菜を長持ちさせるたったひとつの原則は、生きたまま、できるだけ呼吸を抑えるということで、(生姜・さつまいも・バナナを除き)野菜用の保存袋に入れて冷蔵庫に保管することを勧めていました。
 
 また究極の裏ワザとして、おいしさや栄養素を閉じ込めておける、さっと固めにゆでて下ごしらえしておく方法も紹介しました。
 
 4人家族の世帯では、年間約40kgの野菜を使わずに捨てており、80%の主婦が保存法が分からず悩んでいるそうです。このあたりの 適切な情報を消費者に届けることも、私たち業者の役割のひとつだと気付かされました。
 
・5月7日(火)
 NHKテレビ・クローズアップ現代「揺れる食大国フランス」を見て
 
 今夜のリポートでは、「食」に特別のこだわりを持ち続けるフランスから、忍び寄るグローバル化で「食文化」や「食の安全」が脅かされている事態に、社会がどのように立ち向かい始めたのかを伝えました。
 
 米国式の「食の大量生産」による「食の画一化」が進み、豊かで多様な食文化が失われつつあることに危機感を持った動きとして、地元の小規模農家を守るために、BIO(有機農産物)を積極的に求める消費者が増加していることや、多様な味や危険な食べ物を見分ける感覚を養う、子ども向けの「味覚の授業」が始まったことなどを紹介しました。
 
 さすがに、「生きるために食べるのではなく、食べるために生きる」というお国柄のことだけはあります。
 
 「食」に関連した職業人の役割は、消費者が健康で多彩な食生活を楽しめるようにすることが第一で、儲けは次だということを再認識させてくれた番組でした。
 
・5月1日(水)
 NHKテレビ・ためしてガッテン「特集!がん徹底予防術」を見て
 
 この1年間、6回シリーズで伝えてきた内容の総まとめの意味で、世界の科学者15人によって1997年に発表された、「がん予防14ヵ条」が詳しく紹介されました。
 
 実行すれば予防効果の高いものから順に、
第1条 植物性食品を中心とした食事
第2条 肥満を避ける
第3条 運動量の維持
と続き、野菜・果物を1日400〜800gとり、タバコをやめ、塩分のとり過ぎなどに注意しさえすれば、がんの大部分は予防できるとの解説がありました。
 
 なお、次週5月8日夜のガッテンでは、「知って得する!野菜保存の鉄則」が放送されます。
 
 たまたま今日、当市場の「容器改善委員会」の経過報告会があり、私からは青果物の消費拡大策のひとつとして、ダンボール箱やレジ袋にキャンペーンのロゴマークを印刷することと、通いコンテナー導入の検討を進めることを提案してきました。
                                                 
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